レポート
日本に数軒の循環する農業

ゆっちゃん農園では、
消毒や加工をしていない“在来種・固定種”を育てて、
秋の収穫のあとに「種取り」という作業をしています。
スーパーに並ぶ多くの野菜は「F1品種」と呼ばれるもの。
同じ形・同じ味になるように、一代限りでつくられた種です。
しかし、ゆっちゃん農園では
「自分たちで種を採り、また翌年につなぐ」
そんな昔ながらの“命をつなぐ農業”を続けています。
昔から受け継がれてきた特別な種をつないで、野菜を大切に育てています。
そして実は…
県庁の職員さんに調べていただいたところ
・固定種・在来種・自家採種専門
・10年以上耕作放棄されていた農地
・生活用水が流れてこない
・農薬の飛来がない孤立した立地
というあらゆる条件がそろった農園は、全国で5軒しかなく
その中でも、加工品や保存食を作って販売しているのはゆっちゃん農園だけなのだそうです。
農薬も化学肥料も使わず、
水は井戸水や雨水だけ。
肥料も落ち葉や野菜くずから自分たちで手づくりしています。
“その土地だけで循環していく農業”
そんなスタイルをこれからも続けていきたいと思っています。
「こんな農業があるんだ…!」
そう思ってもらえたら、すごく嬉しいです。
ちなみに、ゆっちゃん農園の“特別な種”については【前回の投稿】で紹介しているので、そちらもぜひ見てみてくださいね!